PBシステムズの2Qを振り返るの巻
みなさんこんにちは!
エイチエムです。
約10日ぶりの更新ということで、沈黙期間に入っておりました。
さて、一昨日はPBホルダーにとってはちょっと苦い1日となりましたね
出来高自体は大したことありませんが、前場の特売りをきっかけにやれやれ売りに押される形となりました。
恐らく決算勝負で来た人たちがびっくりし、後場は1900前後での投げが続いていたのではないでしょうか。
福証ということもあり、株主が限られてしまうため、ややマンネリ化してきているようにも見えます。約3か月程2000円前後で停滞をしてしまっている現状を打開するには、間口を広げるつまり鞍替えを行うか、株の希少価値を上げる自社株買い(浮動株の吸収)いずれかの決断が必要なタイミングかもしれません。
アセンテックとの業務提携については、素晴らしいことではありますが、一部の人にしかその価値が分からないということでやや地味だと思われるかもしれません。
ただ、PBシステムズの業績向上に寄与する素晴らしい提携であることは間違いありませんので、もっと評価しましょう。
前段が長くなってしまいましたが、ここからは決算補足資料を見ていきましょう!
売上、営業利益ともに前年比35%増ということで順調ですね。売上が増えている中、営業利益率も維持が出来ていますので、効率化しながら業務も回せているものだと思います。ここは20%水準まで引き上げられますとマザーズの上位20位と同等の水準になりますので、注目していきたいところです。
営利、経利については、2Qで既に従来予想の80%まで来ていますので、上方修正は十分期待できます!
前回に引き続き、季節変動を織り交ぜた数値の推移が分かりやすいですよね!
3Q時点で、売上は80%は超えてくるものだと思います。
次は、セグメント別での数値です。セキュアクラウド事業の伸びが50%とエグイですね。本業が順調で何よりです。
そして、4D王については、コロナの影響をもろ受けていますが、セグメント損益を見ますと意外と経費は抑えられている印象です。
次が一番私が気になっている受注残の数値です。セキュアクラウド事業については、前年同期比で10%くらい上澄みされています。
このままコロナの影響が続きますと企業のシステム投資意欲が失せ失せになってしまうので、3Qは何とか踏ん張れると見ています。
エモーショナルについては、察しましょう…
気になるコメントとしては、「新規地場大手企業のシステム基盤刷新案件の獲得」というのが良いですね。
上記は、福証に上場している一番の意味になりますので、まずは九州大手の企業を総取りしてもらいたいです。
とはいいつつも、PBさんは関東の顧客も多いので、引き続き両方攻めていってもらいましょう。
そして、エモーショナル事業については、ぬるっと完成したi4DOHのスペックが気になるところですね。
一番の課題である没入感・リアリティさがどれくらい増したものなのか、早く導入する施設が出てきて体験したいものです。
次は生産力強化(採用状況)についてですが、半期で5人採用は、順調だと思います。一定レベルの水準のエンジニアを確保するのはどこも苦戦しています。
ここの平均年収は地方トップクラス(600万レベル)ですし、福岡は住みやすい環境ということで、高いレベルの環境に身を置きたいエンジニアにとっては良いと思います。
PBの場合、シトリックス案件が豊富ということで、実践から学べる機会が多く、戦力化するまでの期間を短縮できるというのも大きな強みです。
また、念には念をということで、外部パートナーを確保しているという点も良いですね!人手不足で案件回せないというのが一番最悪です。
では、セキュアクラウド事業の成長戦略です。なんと言っても、アセンテックとの協業というのが一番でかいですよね!
人員が少ないPBにとって、アセンテックの営業網を活用できるというのは、今後の成長を加速する上で大いにプラスに働くでしょう。また、今回の戦略的業務提携によって、両社で新サービスの開発や技術交流を増やしていくということで両社にとってWIN-WINの関係が築けていけるものだと思います。
i4DOHですが、開拓先として、仮想観光や教育というキーワードが入ったのは良いですね!
過去の資料ですと防災関係というキーワードしかなかったため、今回はより具体的になりました。
過去の資料はこちら
過去に4D王についての記事を書いたのですが、その際私も活用用途は沢山あるなあと思っていました。
まさに、観光業や教育に使えると考えていたところでしたので、今回答え合わせが出来たようでなんだか嬉しかったです。
4D王の活用ケースを考える
ここまでが、今回の2Qの決算補足資料の内容になります。
次回は株価について、深く考察していこうと思います。