長期で投資すべき企業【3802】part1
みなさんこんにちは!
エイチエムです。
PBシステムズの憎き売り〇ねと思いながら、テレワークをしている今日この頃です。
さて、先日ブログで取り上げましたLTS社が好決算で噴いていましたね
ホルダーにとっては嬉しい展開になったようで良かったです。
今日はまたまた1つご紹介をしようと思います。
それは、証券番号3802「エコミック」です。
こちらについてはもうツイッターでは言いません。
このエコミック社何をやっているかと言いますと主力事業は「給与計算代行業務」になります。
給与計算のアウトソーシングの会社です。
給与業務だけでなく、社員の年末調整やマイナンバー情報の収集管理など、バックオフィス業務(人事・経理)の全体的な効率化を支援しています。
働き方改革の推進により、ここ数年、バックオフィス業務の効率化に力を入れる企業が増えていました。クラウドツール(Saasツール)も多数出てきており、SmartHRを筆頭に紙➡データへの流れが加速しています。
ただ、いくらクラウドで効率化をしても、人件費はかかります。人員は削減できるかもしれませんが
エコミック社が扱っている給与計算業務ですが、これは社長がやろうとバイトがやろうと結果は変わりません。もし担当者によって結果が変わる会社がありましたら教えてほしいです。
ただ、単純作業ではありますが、絶対に間違えてはいけない重要な業務でもあります。
社員が数十人でしたら、社内に担当をおいてガリガリやれば良いですが、数百人になりますともうしんどいですよね。
「誰がやっても同じ結果の単純作業ですが、重要な業務」というなんとも微妙な立ち位置の業務ですが、こんな単純作業わざわざ社員のリソースを使ってまでやらせたくないですよね?
もっと別の業務に集中してもらう方が良いのではと私は思います。コストのことを考えても、人件費のことを考えましたら絶対アウトソースする方が安上がりだと思います。
ちょっと古いデータかつ民間のデータなのであくまで参考程度ですが、給与計算業務に課題をかかえる担当者は多いみたいです。
https://www.aso-as.jp/news/detail.php?seq=19
また、今回のコロナウィルスをきっかけにテレワークが急速に浸透をしておりますが、社員の個人情報を扱うということで、自宅ではこういった作業ができない会社も多いのではないかと思います。
さらに、給与計算のアウトソース需要は高まってしまいますね。
こういった現状を踏まえますと、市場は今後拡大していくでしょう。少し古いデータ(2016年)ですが、給与計算代行の市場規模は2600億円ということでした。(下記の記事に詳しく記載されています。)
https://www.pasonagroup.co.jp/media/index114.html?itemid=2041&dispmid=796
エコミック社の2018年決算資料を見ますと、BPO市場は年平均4%近くの伸びが想定されるということで、2020年は3000億を超える市場となります。
エコミック社にとっては市場環境は追い風ですね。
実際に決算を見ましても、売上は順調は推移しており、利益も拡大傾向です。
▽2020年3月期決算短信▽
https://www.ecomic.jp/common/dat/2020/0513/1589345373879478536.pdf
では競合状況ですが、大きく分けますと社労士や税理士事務所といった事務所系のアウトソーシングとシステム提供やコンサルティング提供に強みを持つシステム系のアウトソーシングの2つになります。
前者は比較的に小規模な企業を対象にする一方で後者は大規模な企業を対象にする傾向があります。この事業を専門にしている代表的な企業はペイロール社やミナジン社があります。
一方でエコミック社の特徴としては、小規模~大規模の企業まで幅広く対応をしており、受注実績も豊富にある点が言えます。
北海道の企業とはいえ、9割が関東の企業であり、業界では知名度も高いです。ジャスダック上場によりさらに知名度が増していくかとは思います。
時価総額も16億手前と非常に低く、全く評価されていないも同然の状況です。
ということでここまでは長い長い前段でした。
なぜ私がこの会社に引かれたかについては大きな理由があります。大分長くなってしまったので、その理由は明日詳しく書いていきますね!